セラミック効果

沖縄県ケラマ諸島渡嘉敷島でのテスト塗装
 2009年7月初旬から10月初旬の3ヶ月のテスト結果です。 夏場の水棲生物の付着しやすい時期でも、
 セラミックス効果でフジツボなどの付着がありません。


塗装 洗浄前写真 マイナスイオンを出す天然鉱石等と電気石(トルマリン)等

を特殊加工配合したワコーペイント塗料を塗布することで、

船底塗料表面にイオンバリアーを張りバクテリア等の微生

物が(生物の忌避効果)で反発し附着できません。

環境ホルモン問題に影響がなく海藻類の附着を防止致し

ます。


マイナスイオンバリア 船底塗料面にマイナスイオンバリアを張りフジツボ・貝類の付着をブロック致します。
【特殊セラミックスの特徴】

●環境ホルモンに影響ない忌避効果で防止

●船底及びプロペラまでガード

●フジツボに強く高水圧で簡単に除去

●塗料の塗布量が少なくコストダウン

 ▼特殊セラミックスの説明  ▼マイナスイオンバリアの説明

船底汚損の基である付着生物は、植物約600種、動物約1300種にも及ぶと言われています。 船底塗料試験で静置浸漬プレート試験監査をすると、まずバクテリアが着生し、分泌する粘液に海中に浮遊する微細な有機物の破片、珪藻、緑藻類の胞子が付着し、数日間で数百ミクロンの皮膜に成長します。 汚損の元になる初期段階、つまりミクロ汚損での防汚対策としてマイナスイオンを応用することが、汚損防止方法と考えました。バクテリアの細胞表面はイオン化能のあるカルボキシルを持ち、マイナスに帯電されているため、付着対象が微弱なマイナスイオンで覆われていれば反発忌避効果で、初期付着を防ぐことが可能になります。

トルマリンなど電気石鉱石は、結晶の両端にプラス電極とマイナス電極を永久的に保持する特性を持っています。 この鉱物結晶が発する電磁場内には永久的に微弱電流が発生し続けており、このマイクロ電極に水が接触すると瞬間的に放電し、水分子は水素イオン(H+)と水酸イオン(OH+)に電気分解します。 水素イオン(H+)は電気石のマイナス極に引き付けられ水素ガス(H2)となって水中に放出されます。 一方、水素イオン(OH−)は水分子H2Oと結合し、ヒドロキシルイオン(H3O2−)と呼ばれる界面活性効果を持った物質を形成します。この物質が船底塗膜表面層に集積し『マイナスイオンバリア』を形成します。
このバリア内を、還元雰囲気(電子リッチ)状態に保ちバクテリア着生を防止します。


塗装実験

山陰 漁船 1回塗り 12ヶ月経過 水洗後 瀬戸内 遊漁船 1回塗り 14ヶ月経過 洗浄前
2003/05 2004/05 2002/08 2003/11

セラミックス静置浸漬
2001年11月、日米自然環境保護会議(UJNR)で発表された試験内容
05-S1 防汚塗料にセラミックス顔料 5%混合
05-S2 防汚塗料にセラミックス顔料 10%混合
05-S3 防汚塗料のみ(無添加)

■8ヶ月後 2001.01.26
05-S3の防汚効果は無くなっている。
■12ヶ月後 2001.05.17
両端の試験片には付着物が付き始めている。
■15ヶ月後 2001.08.09
05-S2には未だに防汚機能が残っている。


実験WEBレポート公開中
浸水前の写真
■2007.11.14
FRPのプレートにワコーペイントUの各色を塗装し、広島ボートパーク内の桟橋で防汚効果のテストを開始。
6ヵ月後の写真
■2008.05.15
テスト開始から半年経過しているが、海藻類の付着が若干見られるだけで、フジツボ等の付着は無い。
9ヵ月後の写真
■2008.08.15
前回よりも海藻類が付着しているが、フジツボの付着は見られない。
10ヵ月後の写真
■2008.09.20
色によっては少しフジツボの付着が見られるので、10ヶ月〜12ヶ月が塗り替え時期と見られる。
まとめ
 プレートテストでは10ヶ月からフジツボの付着が始まるが、船舶の場合稼動するので1年効果を保つと言えるでしょう。